5/30 令和3年熊本県高校総体準々決勝 学付VS国府

令和3年熊本県高校総体準々決勝　VS国府高校

５月30日(日)

13：30キックオフ

＠水前寺陸上競技場

学付　2(1‐0,0‐1 延 1-0,0-1 PK5-4)2　国府

得点者：吉村、濱田

・次の試合は、6月1日(火)　13：30より水前寺陸上競技場にて秀岳館高校との準決勝となります。YouTubeのグリーンカードチャンネルで生配信されますので応援よろしくお願いします。

マッチレポート

高校総体熊本県大会準々決勝VS国府。

気温が高い中行われた準々決勝。この試合もクーリングブレイクを採用。

試合開始約5秒、学付にビッグチャンスが訪れる。国府がキックオフからバックパス、これを吉村が奪いそのままGKと１VS１。吉村のシュートは惜しくもポストを弾き、国府は肝を冷やす。

国府は両サイドからのクロスや高身長の選手を生かしたロングスロー、学付は主にロングボールのセカンドを拾っての攻撃を仕掛ける。

3分、国府は右からシンプルにクロスを入れると田上のクリアミスを拾い学付DFに倒され良い位置でFKを得る。直接狙わずフワッとしたボールをあげるも山内が触りCKに。

学付はそのCKをクリアするとそこからカウンター。左で藤本がドリブルを仕掛け、カットインから中央の平田へ横パス。平田はシュートを放つも力なくGK正面。

学付が良い守備から形を作ると10分、田代のクリアボールを堤田がヘディングで右の藤本へ繋ぐとPA内に進入してシュート。GKが弾いたこぼれ球に吉村が詰めて先制点。吉村はようやく今大会初ゴール。

12分は国府の連続攻撃。右CKを得ると、ヘディングは相手に当たり再びCK。これもヘディングで合わせるが学付がクリア。それを拾いシュートを放つも枠の左。学付が粘り強く守る。

その後も国府サイドからチャンスを作ろうとするも得点なく、クーリングブレイクへ。

クーリングブレイク後は国府が押し込む時間が続く。学付は26分にセンターライン付近でFKを得るもクリアされる。

29分、国府は中央でFKを得ると、短いパスで横にずらし対角線のクロス。ファーで折り返すとこれは田代がキャッチ。31分にも国府は左サイドからクロスをあげるもヘディングはDFに当たりゴールラインを割る。

33分、国府の右CKは学付がクリアするも、それを拾った堤田のパスはカットされる。国府が再び左からクロスを入れるとヘディングで落とす。これは誰も触れず田代がキャッチで対応。

そして前半終了。

国府がクロスから多くのチャンスを作るも学付の1点リードで折り返した。

後半はお互いの狙いがチャンスを生む。

5分、国府は左サイドで厚みのある攻撃。SBがオーバーラップしてクロス。これはクリアされるも再び拾ってもう一度あげる。そのこぼれをまた拾いシュート。これを学付が体を張ってブロック。

7分、学付は清水の浮き球スルーパスに抜け出した堤田が右からシュート。これはGK正面。

8分は国府、左CKを得ると、ファーで折り返す。学付がクリアミス、それを突いてミドルシュート。これは惜しくも枠の左。

15分、学付は桑山に代えて榮を投入。

16分はその榮が清水からのFKを左でおさめてそのままシュート。これはサイドネット。18分、国府は左からクロスをあげると、ファーに流れてカットインシュート。これは榮が魂のブロック。

国府のロングボールが増えたところで、クーリングブレイクに入った。

その後は少し国府が押し込むと28分、左からのロングスロー。これを頭でそらしてゴールイン。この時間で国府が同点に。

29分、学付もロングスローで応戦するもゴールできず。34分、国府は右でスローインをつなぎクロス。頭でそらして、収めると中央でオーバーヘッド。これは田代がキャッチ。

35分、学付は縦に走った藤本に榮がパスを送ると、藤本の突破からグラウンダークロス。濱田がシュートを放つも、相手のブロックに当たり枠の左。そのCKはクリアされるも清水が拾って右の山内につなぐ。山内はクロスを入れるもGKが弾いてそのまま国府のカウンター。右サイドから攻め上がるも清水が戻りピンチを防ぐ。

後半はスコアが動かず終了。1-1で延長戦へ。延長戦は10分ハーフ。

学付は延長前半から吉村に代えて椿原、藤本に代えて中井を投入。FWを入れ替えた学付がチャンスを増やす。

2分、堤田のスペースへのパスに反応した中井が右サイドでドリブルを仕掛けてクロス。これに榮がヘディングで合わせるも枠の左。

3分、平田に代えて森を投入。学付がセカンドボールを拾い始めると、8分、田代のクリアを国府が弾くとそれを椿原→中井と繋いで最後は濱田のスーパーミドルシュートが決まり学付が勝ち越し。綺麗なゴールが決まり、2-1。

10分+1分、右を抜け出した椿原が粘ってCKを獲得すると、清水のボールに砂原が折り返す。これはGKにキャッチされるが学付が押し込んで延長前半終了。

延長後半2分、学付は山内に代えて多良木を投入。3分、国府は2本連続でCKを得るも、ここは学付が防ぐ。すると8分、国府が右からアーリークロスをあげると左にこぼれて再び中に放り込む。これがファーに流れて混戦からシュート。これが決まり、またも国府が同点に。

そこから国府がロングスローやロングボールで勝ち越しを狙う。10分には、右ロングスローからCKを得ると、これは流れて学付がクリア。10+2分には、中央から右へパスを送るとカットインシュート。これは力なく田代がキャッチ。

そして延長戦終了。決着はPKへと持ち込まれた。

学付 ○×○○○○

国府 ○○×○○×

PKは5-4で学付が制した。お互いのGKがストップしたが1本上回るセーブをした田代に軍配が上がった。

激戦を制した学付が準決勝進出。決勝をかけて火曜日、VS秀岳館に臨む。

文責：佐藤翔英

監督コメント

厚　晴仁監督

応援して頂いた方々ありがとうございました！
熊本地震があった年以来、総体での国府高校との対戦でした。
先に点をとるものの追いつかれるという展開で延長、PK戦までもつれましたが勝利することができました。
連戦でお互いにリスク回避が多いゲーム展開でしたが、一人一人がチームのために走り、声を出し、きつい中でも皆が一丸となり楽しめた素晴らしい「GOODGAME」でした。戦い方も、PKの順番も自分たちで決定して、それに対して責任を持ってプレーする選手達を本当に誇りに思います。
一日休みが入りますので、できるだけコンディションを整え準決勝に臨みたいと思います。ライブ配信での応援よろしくお願いします！

今日のMOM

田代　健

勝つことで、１日でも多く今の仲間とサッカーを続けることができるので力の限りみんなで勝ち抜いて行きたいです。今日は勝ててほんとに良かった。

濱田　悠暉

今日は点を決めても決めても追いつかれて、非常に厳しい試合だったけど、勝ち切ることができて本当に嬉しい。次の試合も厳しい試合になると思うけど、優勝が目標でやってきたので勝てるように頑張りたい。

選手コメント

榮　凛徒

今日は、自分たちのしたい事ができたいい試合でした。個人としては1点目が入った時に興奮して頭を切ってしまい、PKを外してしまい沢山の迷惑をかけてしまいました。しかし頼もしい仲間たちがフォローしてくれたので次の準決勝ではこいつがいてくれてよかったと思えるように恩返しの気持ちを込めてプレーをしたいと思います。最高の仲間たちと頂点を目指して頑張ります。